腹直筋離開とは

ロルフコンセプトウィメンズの星です。

産後の身体の変化の一つに「腹直筋離開」という状態があります。

産後にお腹を触ってみて、「お腹に穴が開いている!」と驚くお母様も多いようですが、それは「腹直筋離開」が起きている状態です。

今回は産後に起こる腹直筋離開についてお話しさせて頂きます。

  • 腹直筋離開とは
  • 腹直筋離開の評価
  • 腹直筋離開によって起こるトラブル
  • 治療法は

腹直筋離開とは

まず腹直筋とは、いわゆる皆様が知っている腹筋の事です。よく上体起こしのような腹筋エクササイズ(クランチ)で鍛えられる筋肉です。

腹直筋

妊娠中にお腹が大きくなっていくと、この腹直筋も伸ばされていきます。

妊娠後期になると、お腹ってとても大きくなるんですよね!腹直筋の伸長が限界になると、腹直筋の白線と呼ばれる部分が離開してしまいます。

下のイラストの矢印方向に伸長され、中心の白線が離開し、幅が広がってしまいます。

腹直筋離開説明イラスト

これが産後にお腹を触った時に、穴が開いている!と不安にさせる原因の腹直筋離開です。

腹直筋離開の程度の評価

産後のお母様方の多くは「腹直筋離開」があります。

そう聞くと少し安心しますよね!!

ただし、程度は様々です。一般的に腹直筋離開の程度を評価する時は以下の様な部分をチェックしています。

①長さ

腹直筋離開の評価

腹直筋離開がお臍より上何センチか?お臍より下何㎝で起きているか?を評価します。

②腹直筋の幅

腹直筋離開の評価

上イラストのように臍より上と下で腹直筋の幅を評価します。

腹直筋の幅が広いということは、腹直筋離開の幅も広い状態にあると思われます。

③腹直筋に力を入れた時に、離開幅が広がらないか

腹直筋に力を入れた際に、離開が強くならないかどうかを確認します。

離開幅が強くなるということは、機能的に腹筋群が使えていない事になりますし、その状態のままでいると腹直筋離開の改善がされません。二次的な障害として腰や膝、肩こりも引き起こすリスクがあります。

腹直筋離開によって起こるトラブル

腹直筋離開が起こっていると、当然のことですが腹筋群が機能的に働かない状態になります。

腹筋は色々な役割をしていますが、特に大切な役割として「体幹の安定性」に大きく関与しています。

人間が運動をする時、体幹の安定性が必要です。

腹直筋離開と体幹の安定

体幹の安定性が欠けると、動作効率が悪くなったり、またどこか一部の部位に過剰な力が入ってしまい痛みが生じることも起こってきます。

他にも、腹筋が上手く使えずに、腹圧を高められないことで、排泄のコントロールが出来なくなることがなくなることがあります。

排便時に無理にいきみをして、骨盤底のトラブルが生じるリスクもあります。

腹筋を機能的に働かせて、体幹の安定性を高めることは、運動のみならず日常生活においても大切ということです!!

腹直筋離開の治療法は

では一度起きてしまった腹直筋離開は治るの?

不安なお母様が多いと思います。

実際、一度起きてしまった腹直筋離開を元の状態に戻すことはなかなか難しいです。

しかし、広がった状態の腹直筋幅を狭めることは可能です。

下のイラストのように腹直筋とその周辺の組織との間で、癒着のような状態が起こっていることが多く、癒着部位の筋膜リリースにより改善が図れます。

腹直筋離開に対する治療

また腹直筋自体の長さが短くなっている場合もあります。その場合も腹直筋離開の改善を阻害する原因になりますので、筋膜リリースにて長さを出すようなアプローチをしていきます。

腹直筋離開に対するアプローチ

以上のように、広がっていた腹直筋の幅を狭めるようなアプローチは機能的に腹筋群を働かせられるようになることにも繋がります。少し時間はかかるかもしれませんが、腹直筋離開自体の改善にも繋がると思われます。

まずはご自身のお腹を触ってみましょう。腹直筋離開の様な状態はあるでしょうか?

もし腰痛や肩こり等でお悩みの場合は、腹直筋離開に対するアプローチが必要かもしれません。

今後、腹直筋離開に対してセルフで出来ることもお伝えしていければと思います。

専門職向けに(理学療法士、作業療法士、柔道整復師、その他ボディーワーク関連の仕事の方)骨盤周囲の筋膜リリースのセミナーを予定しています。

産前産後のケアや骨盤や股関節周囲のアプローチ方法に悩んでいる方は是非ご参加ください。

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