産後の体からみたパパが配慮すべきこと
ロルフコンセプトウィメンズの星です。
妊娠中もしくは妊娠を希望している方に是非読んでいただきたい記事です!
今回は奥様が妊娠・出産時にうけた体のダメージを考慮して旦那様がどう行動すべきか?を提案する記事になっています。
女性はもちろん、奥様が妊娠・出産を控えている旦那様にも読んでいただきたいです。
宜しくお願い致します。
目次
産後のからだの変化
妊娠中は胎児の成長とともにママのからだも大きく変化をします。
- 臨月時の体重は約10㎏増え、お腹も大きくなることで腹筋群の機能低下が起こる
- 出産時に骨盤が大きく開き、産後2~3か月は緩い状態が続く
- 会陰切開や会陰裂傷があった場合、会陰部の痛みや尿漏れを起こす
- 帝王切開での出産は、切開部の痛みや不快感、お腹の力が入らない状態がある
このような変化があります。
男性からすると、赤ちゃんを産めば元通り!と思うかもしれませんが…
そんなことないんです。
出産後は常にどこか体に違和感を感じて、痛みを感じながら育児・家事を行っているんです。
産後に必要な安静時期
昔から「床上げ」という言葉がありますよね。産後の女性は21日間横になっていたほうが良いという風習のことですが…
昔と変わらず、現代のママにおいても産後1か月程度は横になる時間を沢山作るべきと言われています。
産後1か月間は妊娠・出産時に起こった体の変化が徐々に元に戻っていく時間です。
この期間に無理して動きすぎると子宮の状態が元に戻らず、出血が止まらなかったり、慢性的な腰痛を引き起こす原因にもなります。
出来る限り、産後1か月は横になる時間を作ってあげるように配慮すると良いです。
特に注意したい動作
産後1か月間は特に安静が必要とされています。
しかし産後2~3か月になると、赤ちゃんも起きている時間が増えたり、赤ちゃんを連れて少しずつ外出することもあると思います。
そうなるとずっと横になっているわけにはいかないですよね。
但し、完全に非妊娠時の状態に体が戻っているわけではありません。
特に骨盤などの関節はまだ緩い状態が続いています。また妊娠・出産時に起きた骨盤底のダメージも回復していません。
そのため以下のような動作は極力控えるようにした方がいいです。
- ジャンプ
- ランニング
- 重い荷物を持つ
- 階段の昇り降り
「重い荷物を持つ」ことに関しては、買い物時はパパが積極的に荷物を持つことや赤ちゃんの抱っこを極力パパが行うなどの配慮が出来ると思います。
「階段の昇り降り」も自宅マンションや駅や施設などで、極力エレベーターやエスカレーターを使うことの配慮が出来ると思います。またどうしても階段しかない場合は、ママの荷物を持ってあげる、赤ちゃんの抱っこをかわるなどの気配りが出来ると思います。
「ジャンプやランニング」に関しても上にお子様がいるママの子供との遊び方も配慮出来ると思います。ジャンプやランニングが必要な遊びは積極的にパパが行うようにするなど!
こうみると家庭でのパパの役割は重要ですね!
産後6か月くらいまではママの体を気遣って生活してみてくださいね!
その他の提案
家庭でのパパの役割は大切!
であるものの、平日の日中にずっと家族と一緒にいられるパパは少ないですよね…
なのでママに極力負担がかからないように、妊娠中から考えておくことは必要だと思います!
例えば…
- 宅配スーパーの利用
- 自治体で行っているヘルパーを検討
- 民間で行っているヘルパーを検討
- 産後ケア事業利用の検討
- 上の子を預けられる場所を探す
- パパの仕事の調整が可能か(育児休暇、時短勤務など)
- 家事の効率化(食器洗い機、お掃除ロボットなどなど)
これらのことを妊娠中から検討や登録をしておくと、産後のママの負担を減らせることになると思います。
また、家事に関しては「頑張らなくても良いんだよ!」パパのその一言でもママの負担を軽減出来ると思います。
参考にしてみてくださいね!
まとめ
妊娠中は新しく家族が増えることに胸を膨らませ、パパとママが仲良しな家庭が多いですが、いざ出産をすると…パパとママが不仲になってしまう家庭が多くあります。
そしてその原因の多くが、“産後の育児の大変さをパパが理解してくれない”“パパが家事・育児を手伝ってくれない”だと思います。
そのママの訴えは、感情的なものだけでなく、本当に体がついていかないのです。
妊娠・出産によって起きた体のダメージは大きいです。
今奥様が妊娠中・妊娠を希望しているようでしたら、産後はこのような身体の変化があることを理解した上で、出産前から対策を検討すると良いと思います。