陣痛をなるべく楽に乗り越えたい!心理的無痛分娩?いざ陣痛を迎えるための準備を!
ロルフコンセプトウィメンズの星えみです!
一般的に「無痛分娩」とは、分娩時に麻酔をかけて出産する方法ですが、
今回お話しするのは「心理的無痛分娩法」といって、麻酔をせずに少しでも痛みを軽減できるようにして出産をする方法についてお話させていただきます。
今後妊娠・出産を希望している、もしくは控えている女性には是非読んでいただきたい記事です!
目次
心理的無痛分娩法とは?
人間は不安や恐怖があると、より一層痛みを強く感じやすくパニックに陥ることがあります。
分娩は今までの人生で経験したことの無い痛みを生じます。
特に初産の方は「陣痛ってどのような痛み何だろう…」「本当に陣痛の痛みに耐えられるのだろうか…」「赤ちゃんにちゃんと会えるのかな…」など、経験したことないので不安や恐怖を感じやすくなります。
このような状態に対して、精神面でアプローチをしながら、痛みや恐怖・不安を極力抑えるように介入する分娩方法が「心理的無痛分娩法」です。
では「心理的無痛分娩法」にはどのような方法があるのか見ていきたいと思います。
心理的無痛分娩法の種類
心理的無痛分娩法は特別な方法があるわけではありません。
妊婦さんが分娩時に落ち着ける方法がそれになるわけです。
つまり、妊婦さんそれぞれでその方法は異なってきます。
ラマーズ法
ひと昔前まで出産時の呼吸と言えば…
「ヒーヒーフー、ヒーヒーフー」
というのがあったと思います。
この呼吸法をラマーズ法と呼びますね!
このラマーズ法も心理的無痛分娩の一種です。
不安や恐怖よりも、呼吸に意識を向けることで気持ちを落ち着かせるという目的があります。
しかし最近はラマーズ法の呼吸だと、呼吸が頻回で浅い呼吸になりがちということで、積極的に行われなくなったそうです。
呼吸を整える
ラマーズ法はあまり積極的に行われなくなってきましたが、呼吸は今も昔も分娩時の基本のようです。
呼吸を整えることは、赤ちゃんに酸素を送るために大切です。
それだけでなく、呼吸を整えると自律神経の反応も穏やかになります。
自律神経が整うと気持ちもリラックスしやすく、また痛みに対する反応も軽減されると言われています。
その際の呼吸のポイントは…
「深く、ゆっくり」と行うことです!
可能であれば、腹式呼吸が良いです!
分娩の時に急に「呼吸を整える」といっても、何が良い呼吸なのか?分からない場合が多いです。
妊娠中から呼吸と向き合っておくのは大切ですよ!!
自分の楽な姿勢をとる
陣痛が始まってから、子宮口が十分に開くためには時間がかかります。
まだ子宮口が十分に開ききっていないのに、息んでしまうと体力が奪われてしまったり…会陰裂傷になったり…後々骨盤底トラブルに繋がってしまうようなことが起きてしまいます。
なので息みたいけど!我慢する!!…って息み逃しをしながらその時を待ちますよね。
この時間が本当にシンドイんですよね!!!
痛くて痛くて大きな声で叫んでしまう方も沢山いるようですが…
きっとそれだとさらに痛みが増してしまいます。
また肝心な分娩最終期に力尽きてしまうことも…
そんな時、自分の楽な姿勢を知っていることはとても有利になりますよ!!
陣痛時の女性がとりたがる姿勢って大きく分けて2パターンあるようです。
- 体を前かがみしたくなる人
- 体を後ろに反らせたくなる人
陣痛時に腰に多く痛みがある人とお腹に多く痛みがある人で、とりやすいパターンがあると聞いたことがありますが……実際のところは分かりません!!すみません。
しかし実際に腰に強く痛みを感じる人、腰よりもお腹に強く痛みを感じる人というのはあるようですね!
その時にどのような姿勢で息みを逃すのがいいのか…
これも本当に人それぞれだと思います。また陣痛が来てみないとどの姿勢が良いのか分からないのも事実ですね。
しかし、いろんなパターンの姿勢を妊娠中から練習したり、知っておいたりすることは、陣痛時の痛みを和らげるのに効果的だと思います。
ポイントは、
- 腰を丸めた状態での座り方や立ち方、横になり方を知る
- 腰を反らした状態での座り方や立ち方、横になり方を知る
それぞれ何通りかの姿勢を知っておくと、いざ陣痛が来たって時に役立つと思います!
リラックスできる事をする
先ほどもお話をしましたが、人間は不安や恐怖を感じているとより一層強く痛みを感じやすくなります。
そのため不安や恐怖を少しでも取り除き、リラックスした状態で分娩に臨むことが大切になるかと思います。
そのためには日頃から、自分がリラックスしやすい状況を知っておくことは大切です。
みなさん、自分がリラックスしやすい時ってどんな時ですか?
- ストレッチをしている時
- 音楽を聴いている時
- アロマなど好きな香りをかいでいる時
- 本を読んでいる時
他にも冷たいタオルで首や顔を冷やすと楽になった、冷たい飲み物を飲むと楽になったなどお話を聞くことがあります。
とにかく妊娠中に自分の好きなものやリラックス出来るものを知っておくことは、陣痛時の痛みを和らげてくれることに繋がると思います。是非自分の好きなものにとことん向き合ってみてくださいね!
メカニズムを知る
人間は知識のないことや経験したことがないことに強い恐怖や不安を感じます。
恐怖や不安は痛みに繋がりますから…
陣痛を少しでも楽に乗り切りたいのであれば、少なからずの知識を持っておくといいかもしれませんね!
- 陣痛はなぜ起こるのか
- 陣痛が起こると子宮はどのようになるのか?
- 陣痛にはどのような特徴があるのか?
- 陣痛が起こると身体にはどのような変化が起こるのか?
陣痛について調べようとすると、「陣痛ってどのような痛みなのか?」「陣痛はスイカが鼻から出るくらい痛い」「鈍器で腰を殴られたような痛み」などなど、痛みに対して調べてしまう妊婦さんが多いと思います。
しかし痛みについてばかり調べてしまうと、不安ばっかり募ってしまいます。
「陣痛がどんな痛みか?」
正解はありませんからね!人それぞれ異なりますから。
それよりはもっと、陣痛がどうして起こらないといけないのか?赤ちゃんが産まれてくるまでのプロセスに焦点を当てて調べてみるとよりポジティブな気持ちで出産に臨めると思いますよ!
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんに早く会いたい!出産は楽しみであり、それ以上に不安が大きいものです。
- 呼吸と向き合う
- 姿勢と向き合う
- 自分の好きなものと向き合う
- 出産について少し知識を入れる
こんなことを是非やってみてください!
出産に一番大切なことは、よりポジティブでアクティブな気持ちでいることだと思っています。
自分で産む!!そのようなマインドを持って臨めるよう是非以上の事を参考にしてみてくださいね!