ガスケアプローチとは
ロルフコンセプトウィメンズの星です。
私が産前産後や何かしらトラブルを抱えている女性にアプローチさせていただく際に、筋膜リリースのほかに、「ガスケアプローチ」という手法を使って介入させていただいています。
聞いたことのないアプローチ方法であると思うので、紹介させていただきますね
目次
ガスケアプローチの誕生
「ガスケアプローチ」はフランスの女医であるベルナデット・ド・ガスケ医師が作ったアプローチです。
ガスケ先生は医師になる前からヨガトレーナーとして活動をしていたそうです。そこで出会う産後のトラブルを抱える女性が以前からある産後の体操をしていても一向に症状が良くならないことに疑問を抱き、考案したのがガスケアプローチです。
またガスケ先生自身の出産の経験も元に考えたアプローチです。
ガスケ先生自身の出産は第1子、第2子と辛い出産をしたそうです。しかし自身で考案した「ガスケアプローチ」を実施していた第3子の出産時は、まるで卵の殻が剥けるように…「つるん!」と産まれたようです。
そのお産は決して辛いものでなく、楽しかったと話されています。
このような経験をもとに生まれたのが「ガスケアプローチ」です。
ガスケアプローチの方法
女性の骨盤底筋は非常にもろく、トラブルの起こりやすい構造をしています。にもかかわらず、姿勢や運動にとって非常に大切な部分です。
産後の女性や加齢に伴って起こる「尿漏れ」「臓器脱」「腹部下垂感」などは、骨盤底筋の機能低下によって起こる症状です。また一見関係ないように思われる「腰痛」や「肩こり」なども骨盤底筋の機能低下が影響していることが多くあります。
「ガスケアプローチ」は女性にとって大切な骨盤底筋を守りながら、機能改善をしていくアプローチです。
特徴は姿勢と呼吸です。
姿勢はヨガに近いようなポーズがいくつかありますが(ヨガよりは簡単なものがほとんど)、そのポーズの中での姿勢を重要視しています。
呼吸は骨盤底筋が引き上げるための呼吸法を行っていきます。基本的には腹式呼吸を行いますが、腹式呼吸が出来ない方がいる場合は、その原因を追究し腹式呼吸が可能となるようにアプローチしていきます。
「ガスケアプローチ」はアプローチの中で使うポーズや、腹式呼吸が出来ない場合の修正の仕方など…一人一人に合わせた方法で行っていきます。当たり前のことですが、人間の身体は皆違いますから。しかし集団で行われている「産後骨盤体操」「マタニティ・産後ヨガ」などは一人一人の特徴を見つけ、向き合いながら行うことはないと思います。「ガスケアプローチ」は個別性のエクササイズであることを重要としています。
↓こちらも参考に!
骨盤底筋と呼吸の関係
ガスケアプローチの指導者
「ガスケアプローチ」を指導出来る人は限られています。以下の様な職種の人が研修を受け、指導をすることが出来ます。
- 医師
- 助産師
- 看護師
- 理学療法士
- 作業療法士
つまり医療の現場で働いている職種の人が指導を出来るということです。
医療職の人のみ「ガスケアプローチ」を指導できるということは、
- 安全、リスク管理が出来ている
- 医学的な根拠を元にアプローチが出来る
- 多くの対象者をみている(経験がある)
このようなことだと思います。
「ガスケアプローチ」を受けるお客様は安心していただいて良いと思います。
私のガスケアプローチの体験談
私は妊娠中から便秘に悩んでいました。便意は感じるものの、トイレに行くと排便できず…お腹に赤ちゃんがいる時は恐怖で排便をしていました。
産後もしばらく便秘に悩んでいました。お通じを良くする薬(授乳中でも服薬可能なもの)を飲んだりしながら過ごしていましたが…結局快便のことはなかったです。
そんな時、理学療法士としても産前産後の女性のからだについて学びたいと思いたどり着いたのが「ガスケアプローチ」でした。丁度よく研修に行ける機会を得たので、「ガスケアプローチ」を学びに行きました。
「ガスケアプローチ」は便秘にも効果的とされています。研修で学んだガスケアプローチを自宅で練習がてら続けていました。
「ガスケアプローチ」を継続して3日後くらいに、人生で初めてか!?と思うくらい快便を経験しました。そしてそれからは「ガスケアプローチ」をさぼってしまうことも多いのですが、今まで悩まされてきた便秘が嘘のように改善されました。
このような自分の体験もあるので、多くの女性に「ガスケアプローチ」を知ってほしいとい思いがあり、普及に努めています。
まだまだ伝えたいことはありますが、実際に受けるのが一番です。ご興味のある方は気軽に連絡をください。
また全国各地に「ガスケアプローチ」を学ばれているセラピストがいますので、紹介することも可能ですので、希望の方はご連絡ください。
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