月経痛(生理痛)について
ロルフコンセプトウィメンズの星です。
月に一度来る「月経」「生理」。
この「月経」によって生じる痛みを「月経痛」といいますが、多くの女性はこの「月経痛」に悩まされている方が多いと思います。
今回はこの「月経痛」の原因や症状、対処法についてまとめていきます。
目次
月経痛の原因
月経痛は子宮内で月経血を子宮外に押し出そうとするホルモン(プロスタグランジン)のはたらきによるものです。このホルモン(プロスタグランジン)は子宮を収縮させる作用があります。出産時に起こる陣痛もこのホルモン(プロスタグランジン)によるものなので、月経は多少の痛みは生理的な現象です。
月経困難症の症状・種類
月経痛が強く、仕事や学業など生活に支障をきたす場合を「月経困難症」と呼ばれます。
症状
- 腹痛
- 腰痛
- 悪心(気持ちが悪い)
- 嘔吐
- 貧血症状
- 頭痛
- 食欲不振
などがよく起こる症状です。
月経困難症には2種類あります。
1.機能性月経困難症
- 通常起こる月経によって起こる痛み
- この月経痛は病気ではない
- 毎月妊娠がないと子宮内膜が剥がれ落ち月経血になる
- その子宮内膜でプロスタグランジンが生成され、子宮の収縮が促通され、痛みとなる。
2.器質的月経困難症
- 子宮筋腫や子宮内膜症などの病気によるもの
- 子宮筋腫は比較的若い人にもみられる
- 子宮内膜症は年々増加傾向にある。20代前半からみられる病気
月経痛の対処法
適度な運動
月経前は骨盤内に血液がうっ滞します。うっ血は月経痛を強める可能性があります。月経1週間前から適度な運動をすることは月経痛の軽減に効果的とされています。軽いジョギングやスイミング、ヨガやエアロビクスが推奨されています。
痛み止めの服用
無理をせずに痛み止めを服用することが進められています。市販の薬でも構いません。プロスタグランジンをブロックできる薬(プロスタグランジン合成阻止剤)が良いとされています。服用は痛みが起こる前からが効果的とされています。
低用量ピル・超低用量ピル
月経痛は排卵後、卵巣から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用が原因です。つまり黄体ホルモンの分泌をストップすることが月経痛の軽減につながります。低用量ピルは排卵を一時的にストップさせる効果があるため月経痛が予防できます。
漢方薬
漢方薬は女性特有の不調に対して効果のあるものが多くあるようです。月経痛においても効果の期待されるものがあるようです。
→こちらも参考に!
月経前症候群(PMS)について
参考・引用文書:女性の健康推進室 ヘルスケアラボ http://w-health.jp/monthly/algomenorrhea/
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