ケースバイケースではありますが、基本的には“成功体験”が学習に繋がりやすいと言われています。
その理由としては、学習は脳の報酬系回路と関連があるためです。
「嬉しい」「気持ちいい」「幸せ」と感じ、脳の報酬系回路が賦活することは学習に効果的であると言われています。
また、今回の例であげた『バランス訓練』のような場面においては、“失敗”した際には大きく姿勢が崩れたり、コントロールが不良になります。
脳や筋・筋膜には『可塑性』があります。
私はリハビリテーションとはこの『可塑性』を良い方向に変化させていくものだと考えています。
良い方向への『可塑性』もあれば悪い方向への『可塑性』もあります。
つまり良い方向への刺激を沢山得ることが学習には大切であって、それは“失敗体験”からは得られません。