切迫早産の安静で体力低下を起こさないために

切迫早産による安静

こんにちは!
ロルフコンセプトウィメンズの星です。

妊娠中の女性であれば皆、「早産」「切迫早産」にならないように生活することを心掛けていると思います。
中には産婦人科の先生から「切迫早産」と診断された方や「少しリスクがあるから安静にした方がいい」と言われた方もいるのではないかと思います。

私も実は妊娠中の短い期間ではありましたが、「切迫早産の傾向がある」と言われ、安静を余儀なくされた経験があります。

今日は私の経験も踏まえて、切迫早産についてお話していきたいと思います。
また理学療法士の視点で、切迫早産時の過ごし方もお話していこうと思います。

切迫早産とは?

そもそも、切迫早産とはなんなのでしょうか?

切迫早産とは早産になる可能性が高い状態、つまり早産の一歩手前の状態を言います。
子宮の収縮(お腹の張りや痛み)が規則的かつ頻回に起こり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態です。

日本産科婦人科学会より( http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=5

切迫早産の原因は様々あります。

  • 子宮頸部の病気(子宮癌や子宮頸部異形成)により手術をしている場合
  • 双子や三つ子などの多胎の場合
  • 細菌性膣症

が代表的な切迫早産の原因とされています。

しかし実際には上のような因子がないのに「切迫早産」と診断された方もいると思います。
また「切迫早産」のリスクが高まると、仕事をお休みするように!と医師から言われたり、「切迫早産」になると安静を強いられる場合もあります。

それは過度な運動も「切迫早産」になるリスクがあるためです。

では過度な運動とはどの程度、どういった種類のものなのか説明していきます。

切迫早産になるリスクを高める動作・運動とは?

切迫早産かの診断基準に「子宮頸管長」があります。

妊娠中の子宮頸管長の平均
妊娠初期から中期(16週から27週)にかけて40mm
妊娠32週以降は25mm~30mmに短縮

日産婦誌61巻9号 切迫早産の頸管長による予知・管理

子宮頸管長はすべての妊婦さんで週数が進むにつれて短縮します。
しかし基準値よりも短縮している場合には「切迫早産」のリスクがあると言われることもあります。

近年の研究では子宮頸管長が必ずしも「早産」との関連があるとはされていません。
切迫早産と診断されても、出産予定日まで赤ちゃんがしっかりお腹にいた妊婦さんは沢山います。
なので過剰に子宮頚管長に対して神経質になる必要がないと言われています。

でも「切迫早産」になることは嫌ですよね。
可能であれば予防をしたいですよね。

そこで理学療法士の視点からみて、妊娠初期から気を付けておいた方が良いことがあります。

それは、

腹圧のかかる動作・運動です!

腹圧のかかる動作・運動は骨盤内臓器(子宮、膀胱、腸)を下方向に押し下げます。

臓器への負荷

骨盤内臓器が下に下がるということは、子宮頸部の長さの短縮に繋がることが考えられますし、骨盤底筋にも負担をかけています。

妊娠中は初期の段階から腹圧のかかる動作に気を付けることと、日常的に腹圧がかかるようなことをやっていないか確認することが大切だと思います。

具体的な腹圧のかかる動作

では具体的にどのような動作が腹圧を高めるものなのか、分からない方も多いと思うので思いつく範囲であげていきます。

  • 重い荷物を持ち上げる、持つ
  • 階段をあがる
  • 締め付けのきつい衣服を着る
  • 大きな声を出す
  • 寝ているところから、正面から起きあがる(逆も)
  • 咳やクシャミ
  • 排便時のいきみ
  • 腰を曲げた状態での動作(例:浴槽の掃除、雑巾がけ)

他にもたくさんありそうですが、日常的にやっていそうな動作をざっとあげさせていただきました。

これらの動作を妊娠初期から意識して、気をつけたり、やり方を工夫するように心がけることが大切になってきます。

腹圧のかかる動作の対処

それでも、先ほどあげた項目をやらなくてはいけない場面もあると思います。
可能な範囲で対処法をお伝えしますね!

重い荷物を持つ

妊娠中はあまり重い荷物を持ち上げることをしない方がいいです。一日に何回かであれば良いと思いますが、例えば仕事が力仕事であるなど…習慣的に重いものを持つようであれば対応が必要かと思います。
また第2子以降の妊娠であれば、上のお子様を抱っこしなくてはならない場面があると思います。その場合はなるべく座った状態で抱っこをしたり、お子様が椅子の上に乗れるのであれば、高い位置からの抱っこだと多少腹圧の上昇を軽減できます。

どうしても重いものを持ち上げなくてはならないのであれば、口から息を吐きながら持ち上げるようにしてください!息を止めながら持ち上げるのだけは避けてくださいね!強い腹圧がかかりますので。

排便時のいきみ

排便時のいきみ動作は強く腹圧を上昇させます!
しかし妊婦さんって便秘になりやすいんですよね…
なるべく水分をしっかりとって、食事にも気を配ってくださいね!
医師に相談をすれば、妊婦さんでも飲める薬を処方してもらえることもあります。便秘の場合はすぐに医師に相談してくださいね!

また排便時のいきみは、排便姿勢でも改善出来る場合もあります。
便座に座った際に、股関節を深く曲がるようにして、さらに骨盤を起こして背筋を伸ばすと、いきまずに排便がしやすくなります。

座位姿勢ポイント

便座の高さが高い場合は足の下に台を置くと、股関節が深く曲がった姿勢をとれ、上の写真のような姿勢になりますので試してみてくださいね!

↓こちらでもう少し詳しく書いています。合わせて確認ください。
骨盤底から考えた便秘への対策

腰を曲げた状態での動作

腰を曲げた状態での動作も、腹圧を高め骨盤内臓器を下方に押し込むようなことが起こります。

日常の生活の中の様々な場面で、腰を曲げた状態での動作があると思います。

特に女性であれば家事の中での動作を見ていく必要があると思います。

家事での腰を曲げた状態での動作の代表は、浴槽の掃除、雑巾がけ、床のものを拾うなどがあります。

皆さんどうでしょうか?いつも腰を曲げて、体を丸めるようにして行っていないでしょうか?

浴槽の掃除の際は、柄の長いブラシを使うと腰曲がりが軽減されるかと思います。

雑巾がけや床のものを拾う際は、なるべく腰を落として、低い姿勢で行うと腰曲がりが軽減すると思います。

妊娠中の女性は今ご自身がどのような方法で家事もしくは育児を行っているか、確認してなるべく腹圧のかかりにくい姿勢を心掛けてくださいね!!

切迫早産になってしまったら運動は出来ないの?

ここまでは、腹圧を高めない(切迫早産を予防出来る?)生活についてお話をしてきました。

では…切迫早産になってしまったらどうすれば良いのか?

切迫早産にも程度があります。
絶対安静と医師から言われる場合もあるし、軽度の安静と言われる場合もあると思います。
それによって生活の仕方は異なってきますので、どの程度の安静なのか医師に確認しましょう。

切迫早産になり、早産のリスクが高い場合は入院での管理が必要になる場合があります。
また切迫早産ではあるものの、生活に気をつければ緊急でない場合もあり、その場合は自宅安静を指示されます。

いずれの場合も安静とのことで、長時間歩いたり立っていたりすることを制限されてしまいます。中には一日のほとんどを横になって生活する方も多いと思います。

実際に私の体験ですが、切迫早産と診断され安静を指示されました。
長時間の活動は控え、出来る限り横になって生活をしていました。結局早産になることはなく、出産日を過ぎても産まれないほどでした。

早産にならず、無事に赤ちゃんを産めたことは本当に良かったのですが…
切迫早産による安静で体力が低下し、出産を能動的になるほどの体力はありませんでした。
出産は能動的になることが大切です!

良い出産ってなんでしょう?

切迫早産になっても、体力維持目的で、可能な限り運動をしていた方がいいです!
但し、医師の許可を取ること!どの程度なら行っていいか指示をもらいましょう!

先ほどもお話しましたが、重度の切迫早産でない限り、腹圧の高まらない運動であれば行っても良いと思います。

これから控える出産・育児に向けて、安静を強いられても体力をつけておきましょう!!

まとめ

いかがでしたか?

私自身も経験をしたのでよく分かりますが…
切迫早産による安静後の出産、育児は本当に大変です。

妊娠初期のうちから

  • 腹圧のかかる動作をしていないか?
  • 腹圧のかかりやすい動作の改善

をチェックしておくことが大切です。

そして、万が一切迫早産で安静を指示されても

  • どの程度の生活をしてよいのか?
  • どの程度の運動なら行っても良いか?

医師に確認をしておくといいです。

ロルフコンセプトウィメンズでは妊娠中期から施術やエクササイズ、生活指導を行わさせていただいています。

腹圧の高まりやすい動作の対処法など提案をさせていただきます。

気軽にご相談ください!!

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