月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群(PMS)について

ロルフコンセプトウィメンズの星です。

女性のからだは1か月の間に目まぐるしく変化します。
それはホルモン分泌のバランスにより排卵や生理が起こるからです。

それと共に月経前症候群(以下PMS)と呼ばれるからだと心の変化・不調を感じることもあります。

今回はこのPMSについてお話をしていきます。

目次

月経前症候群(PMS)の歴史

PMS(Pre Menstrual Syndrome)の歴史は、1931年にアメリカのロバートT・フランクが月経前期の症状が多くの女性にあることに注目したことに始まり、1953年にイギリスのダルトンとグリーンがこの疾患名を医学誌に発表し、以降、特に西欧諸国では定着しているようです。

PMSの症状

PMSの症状の出現には個別性があり、様々でありますが以下の様なものが多く症状として訴えられているようです。

身体的症状

  • 腹部の張り、膨満感
  • 肩こり
  • 頭痛
  • むくみ
  • 体重増加
  • 便秘
  • 乳房の張り

精神的症状

  • イライラ感
  • 怒りやすい
  • 無気力
  • 集中力低下

PMSの診断方法

PMSとはある程度、誰にでも起こる症状です。

しかしその症状の度合いが強かったり、またはその症状を辛いと思わせてしまう環境にあると、精神的に不安定な状態になってしまうことがあります。

そのためPMSの診断は精神面の評価に用いられる指標で評価し診断するようです。

アメリカ精神医学会の定義(DSM-Ⅲ‐R)によると、月経前一週間に以下の症状のうち4個(1~4の一つは必須項目)が存在し、月経と共に消失するという周期性があること、これらの症状が日常生活に支障をきたす場合に診断され、除外項目としてうつ病をあげています。

  1. 気分の不安定
  2. イライラや怒りやすい
  3. 不安感・緊張感
  4. うつ状態・自己評価の低下
  5. 仕事・趣味などへの興味消失
  6. 倦怠感・エネルギー低下
  7. 集中力低下
  8. 食行動変化(甘いものを食べたくなる等)
  9. 睡眠障害
  10. その他の身体症状(乳房の張り、体重増加、むくみ、頭痛、肩こり等)

PMSの原因や治療法

PMSの原因は様々な説があるものの、未だ明確なものはないようです。

そのため治療法も確立されていないようです。

  • 薬物療法、サプリメント(プラセボ効果)
  • カフェインや糖分、塩分、アルコールの制限
  • 適度な運動
  • 認知行動療法

など、300種類以上の治療が行われているようですが、明確な治療法はないようです。

PMSは症状も個別性があり、原因に関与している者にも個別性があるようです。そのため治療法も一人一人に適したものを行う必要があるようです。

引用・参考文書:女性の健康推進室 ヘルスケアラボ.http://w-health.jp/monthly/pms/

PMSの治療に関して上記でも「適度な運動」とありますが、ヨガは効果的だという話も聞きます。

ヨガは適度な運動により、自律神経のバランスも整えてくれます。

PMSに悩む方はヨガもいいかもしれませんね!!

→こちらも参考に!
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